ハザードマップを考える前に、「ハザード」という言葉の意味を考えてみましょう。普段から使い慣れているといえば、ハザードランプではないでしょうか?したがって、ハザードランプは「非常点滅表示灯」と呼ばれ、車のトラブルで周囲へ危険を知らせるときに使います。譲ってくれたときのお礼の意味で、相手に知らせるときにも使われていますね。ハザード(hazard)は、危険の原因・危険・危険物などを意味する英語です。他にも、偶然という意味もあるのですが、日本では危険という意味で広く使われています。
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ハザードマップとは?
ハザードマップは直訳すると危険の原因や危険を知らせる地図となります。防災マップ、被害予測図、被害想定図、リスクマップとも呼ばれることがあります。日本は自然災害の多い国ですから、被害の軽減を目指すために普段から行える防災対策に役立てる目的で用いられます。地震や豪雨などが起こったとき、予想されるときに危険な地域を示している地図であり、地域に沿った詳しい情報が更新されています。
ハザードマップの目的
実際に、災害の危険性があるときや防災訓練をおこなうときに、必要な情報といえば、被災想定区域や避難場所、避難経路です。そのときになって慌てて情報を得るよりも、普段から把握することがとても重要です!ハザードマップは、防災関係施設の位置などを詳しく表示しています。ハザードマップの情報から災害情報に合わせて、自治体は、避難場所の指定を行い災害時に避難を呼びかけるということになっています。
地震のハザードマップ
巨大地震がどこで起こるかわかりません。建物の倒壊、火災、地面の液状化、津波といった災害が想定されます。避難所がどこに指定されており、どの経路なら避難できるのかをイメージしておくだけでも役立つでしょう。
水害のハザードマップ
雨による危険性がある地域を予測したのが、水害のハザードマップです。集中豪雨、長期間の雨により、浸水、地滑り、河川の氾濫などの災害が想定されます。避難勧告や避難準備情報に従い、避難所へ避難をします。
ハザードマップポータルサイト
国土交通省にはハザードマップポータルサイトが開設されています。居住地のハザードマップを航空写真と重ねて確認することもできますし、自治体の防災情報もリンクされているので情報が入手しやすくなっています。
まとめ
いざという時のために必要なのがハザードマップです。居住地でどんなハザードマップが作られているのか、避難所がどこなのか、避難経路はどうなっているのかをこの機会に確認しておきましょう。普段から防災意識を高めることでいざというときにも落ち着いて行動ができるようになるのではないでしょうか。