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乗り鉄、撮り鉄、模型鉄・・・、奥深い鉄道趣味の世界を徹底解説

路線図 鉄道マニア 種類

意外にも新幹線は人気が低い?鉄道マニアの種類・生態

趣味の王様とも呼ばれる鉄道趣味。日本のみならず鉄道マニアは世界各国に存在します。しかし、世界的に鉄道趣味と言うと、巨大なミニチュア製作と合わせた鉄道模型の分野がメインですが、日本ではそれ以外にも様々なジャンルが存在するのが特徴かもしれません。それはやはり、鉄道が生活にとって身近な存在であり、ひっきりなしに様々な種類の列車がやって来ることに由来しているのではないかと思います。

 

よく、都市伝説的に新幹線から好きになった子どもは将来、鉄道マニアにはならないと言われますが、私の目から見てもこれは当たっています。単に格好いいからという理由で好きになった一過性の趣味であること、そして形態差などのマニア的要素が少ないことに加え、やはり身近な存在でないので、愛着を持たないというのが大きいでしょう。

 

かく言う私も物心ついたころから、鉄道マニアですが、取っ掛かりはやはり身近な四角い通勤電車。私の周囲を見渡してみても、乗り鉄、撮り鉄、模型鉄様々いますが、やはりその対象としているのはほとんどが通勤車両や貨物列車です。ですから、芸能人が鉄道好きを自称したりして、しばしば好きな車両で新幹線の形式を上げたりしますが、コアな鉄道マニアから見れば、「にわか」鉄とレッテルを貼られてしまうわけです。一般人には到底わからない、鉄道マニアの底なし沼の世界を紹介します。

 

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何故、鉄道マニアは鉄道を好きになったのか

具体的な鉄道マニアの種類に入る前に、それぞれに共通に当てはまる前提条件を紹介します。それは、冒頭文でもちらっと紹介した「形態差」です。都市部を中心に1つの路線上に様々な色や形の車両がやってきて、それぞれに各停、準急、急行と様々な種別を名乗っています。さらに、それぞれの走行音が異なります。小さい子どもは、このようなわずかな違いを見つけ出すことに非常に興味を持ちます。鉄道好きな子どもは賢いと、近年紹介されることが多くなっていますが、それもここから来ているのです。

 

 

実は、鉄道マニアたちは大人になっても、この違いを探し、それを研究することをずっと続けているのです。同じ形式でも、製造メーカーが違えばわずかに形が異なります。しかも、鉄道車両は年月をかけて改造やリニューアルで姿を常に変えていきます。その編成はどこの電機メーカーの機器を載せ、無線アンテナの形はどうなったか、などひたすら追いかけているのです。乗り鉄は編成毎に異なるモーター音に、撮り鉄は定期検査明けの車両姿のチェックに余念がありません。そして、模型鉄は市販の製品では再現できない、それぞれの違いを自前の改造で実現していくのです。

 

全国の路線を乗り継つくす、「乗り鉄」の世界

 

一般人からも、なんとなくイメージが付き、取っ掛かりを見出すことが出来るのが乗り鉄でしょう。その名の通り、鉄道に乗ることを趣味としている鉄道マニアです。人にもよりますが、最終的な目標は全国の全路線踏破ではないでしょうか。中にはひたすら乗っているだけでという人もいますが、鉄道趣味の中では敷居が低い部類かもしれません。大人になってから、この趣味に足を踏み入れた人、また最近増えている「女子鉄」の多くも、「乗り」をメインにしている人が多いのではないでしょうか。

 

私も元々は乗り鉄でJRの全路線は一応乗り切りました。もちろん、好きな路線には何度も乗ったり、新路線が開業すればすぐに乗りに行く人もいます。コアな人の中には、何時の列車に乗り、乗った車両の車番に至るまで詳細にメモに残している人もいて、脱帽してしまいます。乗り鉄は全国各地の鉄道はともかく、はたまた世界の観光、グルメ情報にまで精通している物知りが多いのも特徴です。

大人の愉しみ「呑み鉄」

 

乗り鉄の派生形です。車窓風景をつまみに一杯酒を傾けたり、駅前の名も知られていない居酒屋巡りの旅に出るなど、ちょっと大人の鉄道趣味です。かつてはバリバリの乗り鉄だった人たちが、一定の年齢になり転向する人が多いようです。また、最近では通勤用にも座席指定制のライナー列車が増えており、会社帰りに即席の車内で楽しむという人もいるようです。かつて通った路線を、若い頃を思い出しながら酒を片手に再び乗るのもいいものですよ。

絶対音感の持ち主か?「音鉄」

 

乗り鉄の中には、車窓風景でなく、モーターをはじめとした音に集中する人もいます。鉄道マニアといえば、先頭車両の運転台の窓越しに前面に「かぶりついている」人をイメージしがちですが、あえてモーターのある中間車両に乗る人も多いのです。音も時代と共に変わるもの、ですから音鉄は深夜早朝の乗客の少ない列車を狙って機材で音を収録するのです。私も小さい頃、先頭車にあまり興味はなく、モーター車に乗ることの方が多かったです。

妄想の旅へ「時刻表鉄」

 

時刻表を読んでれば何時間でも時間が潰せるという人がいますが、この人たちのことを時刻表鉄と呼んでいます。別にただ読んでいるわけではありません。ダイヤ改正によってどこが変わったか、普通列車だけを乗り継いで、どこまで進めるようになったかというのをつぶさに観察しています。さらにどうして、そんなダイヤになっているのか、現地に行って観察し、実際にどのように運行しているのかを調べます。また、次のダイヤ改正でどのように変わるかを予想します。インドアに見えますが、実際の線路配線や信号設備を確認しないといけないため、実は行動派です。

 

鉄道マニアと言えば、やっぱり「撮り鉄」

 

駅のホーム先端に大きなカメラに脚立を担いで群がる謎の集団、彼らこそが撮り鉄です。明らかに目につきやすいタイプの鉄道趣味ですので、鉄道マニア=撮り鉄というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。ときには、狭い場所に多くにマニアたちが殺到し、トラブルを引き起こすこともあり、世間からはやや白い目で見られています。しかし、とにかく記録することが第一義の写真撮影ですから、レアな車両が走る、また車両の引退間際には撮影者が殺到します。このような混雑を避けるためにも、普段からの日常的な撮影を心掛けておきたいものです。

 

それにしても、同じようなところで密集して撮らなくてもと思うかもしれませんが、撮り鉄の撮影方法には色々な基準があり、「順光でなければならない」・「編成が全て映らなければならない」・「パンタグラフが架線柱にかかってはいけない」・「建物影などがかかってはいけない」、さらには「編成の縦横比は3:7」などという不思議なルールがあるため、どうしても同じような場所に人が集まってしまうのです。

腕がものをいう「ゆる鉄」

 

しかし、撮り鉄の中にはそのような車両メインの「編成写真」を撮る人の他に、風景など一部に鉄道を入れた中心とした「スナップ写真」を撮る人もいます。「編成撮り」と違って、テクニックやセンスが必要で、私には無理な領域です。全く「ゆるい」趣味ではありませんが、有名鉄道写真家の中井精也氏が、ガチな編成撮りと対極にある風景写真に対し、このようなネーミングをしたために、有名になりました。

 

この他に、風景写真としては、山や丘に登って俯瞰撮影を行い、風景撮りと編成撮りを両立させている人もいます。動体視力をあまり必要としないため、反射神経が落ちてきた年代の人たちが体力作りも兼ねて山に登ると揶揄されることもあります。

今話題の「鉄道系YouTuber」

 

スマホが当たり前の世の中になり、誰もが気軽に動画を撮影し、そしてネットにアップロードできる時代となりました。そんな中で、今増えているのが「鉄道系YouTuber」です。かつては撮影機材、それに保存容量の問題から、鉄道を動画で記録することはなかなか難しかったわけですが、これが一気に解決されました。

やはり、鉄道は音と動きがあってこその迫力です。かつては、ビデオやDVDを買わなければ楽しめなかった鉄道動画が気軽に楽しめるようになったわけで、しっかり編集すればかなりの視聴者を獲得でき、収益化に成功している「鉄道系YouTuber」が増えてきているのです。ただ、その内容は様々で、撮り鉄から転向した人もいれば、乗り鉄、音鉄も兼ねている人もいます。ただ、映像として記録するという点では、撮り鉄の派生形なのではないかと思います。

 

集中力の化身「模型鉄」

 

当然実車の鉄道に興味があるのですが、それを自らの手で作り上げてしまうと言う人たちです。

 

もちろん、日本には複数の鉄道模型メーカーがあり、誰でも気軽に鉄道模型を購入することが出来るわけですが、真の「模型鉄」と言われる人たちは、既製品では満足できません。ですから、既製品に改良を加え、より実車に合わせてディティールアップをしたり、キットの組み立てで、オリジナルの車両を作り出す人もいます。鉄道模型は値が張りますから、市販製品を全てコレクションすると言う人は稀で、基本的に模型鉄の人たちは、自分が好みの特定のジャンル、特定の路線の車両に絞って購入し、より実車に近くなるように創意工夫をしています。

 

世界的には、車両そのものよりも、車両を走行させるレイアウトに力を入れる傾向があるように見えますが、狭い日本の住宅事情、また日本人のリアリティを追求する几帳面さも相まって、多くが車両中心に力を入れています。走行させるときは、仲間を集め、レンタルレイアウトを貸し切って走行会を行ったりします。

新たなジャンル「CAD鉄」

そんな模型鉄の中に、もはやメーカーの製品に頼らず、ゼロから模型を作り出す人たちが最近増えてきました。その名も「CAD鉄」です。つまり、3D CADのモデリングを自ら行い、今急速に普及しつつある3D プリンターで出力するという新たな試みです。全ての形式がメーカーから発売されているわけではありませんから、自分の欲しかったあの車両に手が出る世の中になったのです。製造だけでなく、走行システムなども構築する人もいて、鉄道趣味は理系に変わりつつあるとも言えます。

コレクション魂「プラレーラー」

 

男の子なら誰もが一度は楽しんだことがあると思われるプラレール。40年以上の歴史を持つ、日本のベストセラー玩具ですが、鉄道マニアにとってはコレクションアイテムとなっています。子どものおもちゃを・・・と思われるかもしれませんが、プラレールのここ20年のラインナップを見てみると、明らかに子どもだけでなく、大人のマニアを意識したものに変化しています。さらに鉄道会社限定モデルを出すなど、大人の財布を狙ったマーケティングが顕著で、それにはまってしまった人はコレクションせざるを得ない状況です。実は押入れを空けると、中は全部プラレールだったと言う人、多いんですよ。

 

まとめ

このように鉄道マニアを一括りにしても生態は様々です。もちろん、ここで紹介したものは代表的なものに過ぎません。皆さんの周りにいる鉄道マニアの友人はどれに当てはまるでしょうか。是非話を聞いてみて下さい。

 

 

 

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