若者の車離れが指摘されているものの、全体で見れば多くの人が自動車運転免許を取得しています。つまり、ほとんどの日本人は一生に一度は道路標識について勉強しているということになります。
しかし、道路標識の数は大きく分けても170種類以上。これらを全て覚えているという人はなかなかいないのではないでしょうか?道路標識の示す意味を理解し、運転することは交通安全の基本です。また道路標識には赤、黄色、青、そして緑と用途に応じて様々な色が用いられています。それぞれの意味が何を意味しているのか、ここでもう一度おさらいしましょう。
また道路標識のイラストをJPG・PNGファイルで無料ダウンロードできます。
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道路標識の種類分け
道路標識は大きく案内標識、警戒標識、規制標識、指示標識の4種類に分けることが出来ます。また、この4種類を本標識と呼んでおり、これ以外にこの本標識の下に補足事項(時間帯や車種指定など)を表示する補助標識がありますが、ここでは本標識をメインに紹介します。
尚、イラストまたはDLテキストをクリックすると各標識のJPG,PNGデータが無料ダウンロードできます。各標識について、デザインも基本・アクア風・アイコン風・棒付き・ピン風・モノクロと6種類のデザインを準備しております。是非ご利用くださいませ。またベクターデータについては「 PIXTA 」(画像・動画の素材サイト)より有料にてダウンロード可能です。様々な用途でご利用ください。
[無料ダウンロード可能な標識デザイン見本]
例えば、「通行止め」標識の場合…
基本
アクア風
アイコン風
棒付き
ピン風
モノクロ
案内標識一覧 87種
主な案内標識は、交差点や分岐点にある方面の案内です。
道路上に張り出した大きな四角形の標識は誰でも目にします。カーナビの時代には、カーナビ場にも案内標識はしばしば登場しますね。この他に都道府県名や市町村名、また施設(駐車場のPマークやバス停など)を案内する標識もあります。
これらは記号でなく、文字をそのまま使うことが多いですから、特に難しくはありません。記号を使うことはあっても、非常にわかりやすいので、暗記する必要もないでしょう。色は青地に白字かその逆です。
なお、高速道路にある緑色の標識も案内標識の一種です。高速道路の案内標識が緑色の理由は、視認性や心を落ち着かせる色という部分を考慮した結果のようです。いずれにせよ、注意を喚起する標識ではないので、世界的にみても案内標識には青か緑が多く使われています。なお、案内標識は国土交通省や都道府県、市町村などの道路管理者が設置、管理しています。
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警戒標識一覧 27種
その名の通り運転中に警戒すべきことや危険を知らせる標識です。
この先信号あり、スリップ注意、動物の飛び出しなどといった、よく見かける菱形の黄色い標識です。黄色地に黒字の警戒色と言われる組み合わせですので、人々の注意を引き付けるという意味ではぴったりとも言えます。これも非常に簡単な図柄で示しているので、その図柄から、どんな危険があるのか知ることが出来ます。
警戒標識も国土交通省や都道府県、市町村などの道路管理者が設置、管理しています。しかしながら、警戒という非常に重要な情報を発していながら、我々ドライバーはあまり意識せずに運転しているかもしれません。
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規制標識一覧 51種
規制標識は例えば進入禁止や路上駐車禁止、最高速度、一時停止、歩行者専用などを示す標識です。
この看板には赤をメインにしたタイプと青をメインにしたタイプの2種類があります。赤色は禁止事項、青色は指定事項を表しています。指定事項とは、例えば歩行者専用の標識や車両の通行区分などです。
おそらく、標識を覚える上で一番厄介なのが規制標識で、特に禁止や義務事項の標識は、その図柄からイメージしづらいものが多いです。しかも、この標識の意味が分からず、無視した場合違反行為にも繋がってしまうので、しっかり覚えなければなりません。
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指示標識一覧 13種
指示標識は、横断歩道や中央線、停止線などを伝える標識です。
青地に白字で、正方形または五角形です。五角形は、横断歩道に関するものに使われています。指示標識も主に各都道府県警察の公安委員会が設置、管理(一部は道路管理者)しています。
標識イラストのEPSデータは有料にて「 PIXTA 」「 Adobe Stock 」より購入していただけます。様々な用途でご利用ください。
↓標識一覧イラスト↓
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注意すべき警戒標識
警戒標識には知っていないとわからない標識や似たような標識が存在します。運転免許試験でも必ず出題されるとも言えるこれら標識を復習してみましょう。
車両通行止めと通行止め
どちらも赤い縁取りのこれら標識ですが、違いは赤い斜線が1本か、2本で×印になっているかです。×印の方は、通行止という文字も入っていますので、そこがヒントになるかと思います。
車両通行止めは自転車を含む全ての車両の通行が出来ません。通行止めは全ての車両、歩行者の通行が出来ません。
駐車禁止と駐停車禁止
通行止めの標識に似ていますが、円の中が白ではなく青で塗りつぶされています。また、これも斜線が1本か2本かの違いです。
斜線が1本で駐車禁止、2本で駐停車禁止を意味します。そもそも、この2つの言葉の違いがわからない人がしばしばいるようですが、駐車とは5分以上その場に車を止め、ドライバーもいない状態を指します。停車は人の送迎時の乗り降りなど、5分以内の停車で、ドライバーが近くにいて、すぐに発車できる状態を指します。5分以内でもドライバーが傍にいない場合は、駐車となります。
重量制限、高さ制限、最大幅
いずれも赤丸の中に青い数字で表示しています。重量制限の場合、単位がt(トン)ですので、すぐにわかるかと思いますが、高さと幅は三角形が上下にあるか、左右にあるかで判断します。なお、重量制限は車両重量ではなく、積み荷を含めた総重量の制限になりますので、注意しましょう。
最高速度、最低速度
普段運転している上で、一番気を付けなければならないのが最高速度です。特に幹線道路など、スピードが良く出てしまうところでは注意が必要です。しかし、逆に最低速度というものもあります。遅すぎるのも、違反の対象です。数字の下に線があれば最低速度です。
原動機付き自転車の右折方法 二段階右折と小回り
これらは普段生活していてもなかなか馴染みのない言葉ですが、思わぬ事故に巻き込まれないためにも、非常に重要です。排気量50cc以下のいわゆる「原付」には特殊な右折方法があります。普段、車を運転しているとき、交差点を右折する場合、正面の信号に従い、交差点に進入し、又は右折レーンに入りそのまま右折しますが、片側三車線以上の道路で信号機が設置されている場合は、基本的に原付は二段階右折をしなければなりません。
二段階右折とはそのまま交差点上で右折せずに、交差点を直進し、交差する道路の停止線前に入ってから、再度信号の変わるのを待ち、直進し、本来の方向に進むというものです。
なお、二段階右折禁止(小回り)の標識が出ている場合は、通常の車と同じように右折する必要があります。ちょっと面倒なルールですね。
まとめ
このように標識は色によりそれぞれを役割を示しています。
しかし、その中には普段運転している上で、あまり気に留めないものもあるのも事実です。特に規制標識と指示標識は安全運転の為に欠かせないもので、見落とした場合には違反の対象になる場合もありますので、この機会に標識と向き合ってみてはいかがでしょうか。