世界183ヵ国の健康寿命ランキング一覧 日本は何位？

世界183カ国の健康寿命ランキングを紹介します。

健康寿命とは、「心身ともに自立し、健康的に生活できる期間」を指す、2000年にWHOが提唱した言葉です。単なる「寿命」とは違い、健康的に生きられる時間が重要だと考えられるきっかけとなった言葉でもあります。寿命は、まさに息を引き取るその瞬間までの期間を表しています。「健康寿命」という言葉は、寿命を伸ばすそのさらに上、寝たきりや認知症、介護状態になっていない、自立して暮らせる期間を伸ばすことを目標として創出されました。ですから健康寿命は、制限なく自立して日常生活を送ることが出来なくなったら、終わりということになります。

世界有数の長寿国と言えば日本です。近年、男女ともに平均寿命は伸びています｡現在の日本の男性の平均寿命は81.5歳、女性が86.9歳となっています｡ここまではよく耳にする情報かもしれません｡では、健康寿命となるとどうでしょうか？日本の健康寿命は、男性の平均健康寿命は72.68歳、女性が75.38歳となり、男性は約9歳、女性は約12歳も差があることになります。

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世界　健康寿命ランキング　上位各国

健康寿命を第1位～第5位までランキング形式で紹介します。

第1位　日本

平均健康寿命　74.09歳

世界で一番健康寿命が長い国は、日本です。考えられる理由は、食事や運動・入浴などの生活スタイルが長寿に適しているということです。平均寿命も長い日本は、今や人生90年といっても過言ではありません。しかし、平均寿命と健康寿命には男性で9年、女性で12年もの差があります。ということは、健康上の問題を抱えながらも9〜12年の寿命があるということになります。明治時代には平均寿命が40歳だったことから考えると、飛躍的に延びた人生ですが、できることなら健康寿命を延ばしていきたいですね。

第2位　シンガポール

平均健康寿命　73.55歳

世界で2番目に健康寿命が長いのは、シンガポールです。シンガポールは、世界で初めて糖分の高い甘味飲料の広告を全面的に禁止するなど保健省をあげて、健康増進に力を入れています。また、取り締まりや物価が高いことから、アルコールの摂取量や喫煙者の割合が低いこともあります。シンガポールはあ多民族国家であり、多国籍の食文化や豊かな香辛料、発酵調味料を食すことが健康につながっていると考えられます。

第3位　韓国

平均健康寿命　73.06歳

世界で3番目に健康寿命が長い国は、韓国です。韓国には伝承され発展した「韓医学」と呼ばれる伝統医療があります。その考えは、「薬食同源」といわれ、白・赤・緑・黒・黄の5色の基本食材をバランスよく食すことで自然治癒力を高めています。このような考えが浸透していることが、健康寿命の高さに繋がっているのでしょう。

第4位　スイス

平均健康寿命　72.52歳

世界で4番目に健康寿命が長い国は、スイスです。スイスは、国の裕福さと幸福度が高いので心の健康が保たれています。また、チーズなどの乳製品をよく食べる食生活も健康の理由です。

第5位　キプロス

平均健康寿命　72.41歳

世界で5番目に健康寿命が長い国は、キプロスです。地中海の東端に浮かぶキプロス島は、一年を通して特に注意するべき風土病などはなく、過去にインフルエンザも大流行したことはありません。

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