日本の人口は2023年の最新のデータで約1億2440万人です。これは2008年をピークに徐々に減少していき、世界的に見るとランキング上位に位置しています。約14億2590万人の人口を誇る第1位の中国と比べると、13億人以上もの差があります。
近年、東京のような大都市への人口集中が問題視されます。その一方で、自然に囲まれた生活を求めて都会から地方へ移住する人も増えつつあります。
この記事では、各都道府県の人口ランキングを紹介しています。あなたの住んでいる都道府県は何位にランクインしているか、ぜひチェックしてみてくださいね。
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都道府県データランキング
最新の都道府県の状況を知ることは、地理を勉強する上で欠かせません。あらゆるデータのランキングを見るのは、地理学習において興味をそそるポイントにもなります。ランキングを把握するのに役立つ本を下記でご紹介しますので、参考にしてください。受験生はもちろん、大人も日本の現状を知るのに役立ちます。
「家計調査」「社会生活基本調査」統計から読み解く100のランキングを掲載!
【都道府県ランキング】人口
それでは、早速、都道府県の人口ランキングを見ていきましょう。このランキングは、2022年10月1日現在のデータになります。あなたの住んでいる都道府県は何位でしたか?
(https://uub.jp/rnk/p_j.htmlより引用)
上位を占めるのは関東圏
日本の人口1位は、1400万人以上で今回の調査でも、首都である東京がランクインしています。割合でみるとこれは日本の全人口の約11%を占め、10人に1人が東京都在住という計算になります。2位である神奈川県でさえも490万人弱の開きがあり、いかに東京に一都集中型となっているかがわかります。次いで、大阪府、愛知県と大都市が並びます。
上位には、埼玉県、千葉県、静岡県、茨城県と関東勢がランクインしており、関西勢は、7位に兵庫県がランキングされているだけです。やはり、東京都周辺地域に多くの人が集まっている状態がよくわかります。
人口と経済活動は密接に関係しています。人口が多い都道府県ではGDPも高くなり、人口の少ない都道府県はGDPも低くなります。GDPは皆さんご存知の通り、経済規模の豊かさを意味する側面があります。つまり、人口の少ない都道府県では、経済の発展が見られず、生活の豊かさを感じられなくなっているということです。そのため、若い働き手が都市部に流入し、さらに人口減少を引き起こしています。
現に、人口1位の東京はGDPも最上位、人口最下位の鳥取県はGDPも最下位となっています。同じ国内でこのような大きな経済格差があることは、内閣府も問題視しており、さまざまな対策を打ち出しています。世界の都市ランキングで、東京は常に上位ランキングを果たしますが、その裏でこのような経済格差が生まれていることにもっと注目するべきです。
SDGsが叫ばれる時代において、日本の一都集中型の経済活動は、悪影響でしかない状況です。SDGsは発展途上国だけの問題提起ではなく、自国の問題と捉えて取り組めるかが今後の日本の発展に大きく関わってきます。特に日本においては、高齢化、少子化問題は避けて通れない喫緊の課題となっています。2065年には65歳以上の人口が総人口の4割になると予想されています。
まとめ
都道府県の人口ランキングを見て、どんな感想を持ちましたか。都道府県別の人口を知ると、普段意識していない問題が浮き彫りになったと思います。日本国内の経済格差は広がる一方で、確実に進んでいる少子高齢化がさらに地域格差を後押ししているのが現状です。
内閣府も対策を講じてはいますが、さらに本気になって抜本的対策を講じて、力を入れないと日本の未来が心配になります。今後も政治や自治体の取り組みに興味を持ち、自身ができることを模索していただきたいと思います。