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世界の国旗 由来一覧

国旗一覧表

 

世界各国の国旗の由来を一覧表にまとめました。国旗にはさまざまな意味を持った色やモチーフがかたどられています。国ごとはもちろんのこと、同じ地域の国旗に共通するカラーなどを知ることで、国の成り立ちや歴史を垣間見ることができます。

 

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国旗の由来一覧

アジア各国の国旗の由来一覧

国旗 国名 国旗の由来
アゼルバイジャン 1918年から1920年までの国旗を修正して現在の国旗の形になった。上の青色はトルコ民族を表し、下の緑はイスラム信仰を表す。中央の赤は近代化への貢献を表現していて、月のわきの八角星はこの国に住む8つの民族に由来している。
アフガニスタン この国のたくさんの政変や国難に影響されて、国旗は20世紀の間に16回も変更されている。一番新しい国旗は、アフガニスタン王国の時代のデザインをもとに、紋章の大きさや細かな部分を補正し、新憲法が施行されたのを機に掲げられた。
アラブ首長国連邦 連邦の7つの国のうち、フジャイラ以外は赤白2色の旗がある。連邦大統領旗は、中央の白色の部分に、胸に国旗と7つの星をつけたタカの国章がデザインされている。
アルメニア 1918年から1921年まで使用された旗の比率が変わったものが現在の国旗。赤色は共和国のために流れていった人たちの血を表し、青色は永遠の国土を表現。オレンジ色は勤労と勇気を表現してデザインされている。
イエメン 南イエメンと北イエメンの統合時にできた旗である。赤色は自由と南北の統一のために流れた血を表し、白は輝ける未来を表現。黒は、以前の暗黒の時代をイメージしてデザインされている。
イスラエル国 19世紀末のユダヤ建国運動時に使用されたものがモチーフ。白と青は礼拝のときに使うショールの色に由来し、真ん中には「ダビデの盾」が配置されている。ダビデの盾は、ユダヤ人が昔からお守りとして大切にしてきたものである。
イラク共和国 横に3色配置された旗の赤は勇気を、白は寛容を、黒はイスラム教の伝統と栄光を表している。国旗の真ん中には、イスラム教を表す緑色のアラビア書道クーフィー体で、「アラーの神は偉大なり」と書き加えられている。
イラン・イスラム共和国 横3色緑・白・赤で構成され、白の両端には「アッラー・アクバル(アラーの神は偉大なり)」とアラビア文字で11回、計22回書かれている。中央の4つの三日月と剣では、イスラム教徒の五行を表現したものである。
インド サフラン色は、自己犠牲の精神と勇気を表し、緑は弱者救済と信仰、白は平和と真実を表している。しかし、本来はサフラン色と緑はそれぞれヒンドゥー教徒とイスラム教徒に由来している。
インドネシア共和国 インドネシア共和国

13世紀にできたマジャパヒト王国が赤と白の2色の国旗を使ったのが発祥。1928年にインドネシア国民党がジャワで最初に掲揚した。配色はモナコ国旗と同じであるが、インドネシア国旗は縦横比が2:3となっている。

ウズベキスタン共和国 ウズベキスタン共和国 

上段の青は生命の源である水を表し、中段の白は平和を、下段の緑は実り豊かな自然を表す。間の赤い線は、生命力を表現。新月はイスラム教国であることと国の独立のシンボルであり、12個の星は王道十二宮に由来している。

オマーン国  オマーン国 

1970年までは、赤一色だけの国旗が採用されていた。赤は侵入者に対しての争いを表し、緑は実り豊かな国土を表現。白は平和と繁栄のシンボルで、旗竿側に紋章があしらわれている。これは、オマーン古来の剣と短剣カンジャルを組み合わせた国章である。

カザフスタン共和国 カザフスタン共和国 

青色は、カザフスタンの遊牧民が見ていた澄みきった空の色で、平和と幸福のシンボルである。真ん中に描かれた黄色のワシと太陽は、それぞれ自由と明るい希望を表現し、旗竿側のアラベスク文様はカザフ民族の伝統的な装飾となっている。

カタール国 カタール国 

現在ではエビ茶色が正式な色であるが、もともとは赤が太陽光線で退色したものだといわれている。左側の白のジグザグ模様は、この国が9つの行政区で構成されていることを表すという説と行政区分とは関係ないという説がある。

カンボジア王国 カンボジア王国 

独立してから何回も変更されているが、世界遺産のアンコールワット遺跡は、政権が変わってもいつも国旗のデザインに採用されていた。旧王国時代の国旗が復活したもので、1948年から1970年に使用されていたものと同じ。

キプロス共和国 キプロス共和国 

旗の中央にキプロス島をかたどったデザインが施され、その下にオリーブの枝があしらわれている。国連旗の発想と似通っている。オリーブの枝は、トルコ系とギリシャ系の両国民の平和と協力を表し、黄色は古来からの特産品や銅などの豊富な地下資源を表現している。

キルギス共和国 キルギス共和国

赤地に、黄色でキルギス人の伝統的な移動式住居「ユルト」の天井と太陽が描かれている。太陽が放っている40の光線は、この国の代表的な40部族を表している。キルギス民族を統一した英雄マナスが赤旗を使用したことに由来しているといわれている。

クウェート国 クウェート国

黒・緑・白・赤を配置したデザインで、この4つの配色はアラブ諸国で多く使用されるため汎アラブ色といわれている。左側に黒の台形をあしらった珍しい旗で、以前のイラク国旗の影響が大きい。

サウジアラビア王国 サウジアラビア王国

地色の緑は、イスラム教の聖なる色である。右から左にアラビア文字で「アッラーのほかに神は存在しない。マホメット(ムハンマド)はアッラーの預言者である」と書かれている。剣は聖地のメッカを守護する意味合いを持っている。

ジョージア ジョージア

12世紀から14世紀にかけて使われた中世グルジア国旗(サアカシヴィリ大統領が率いる与党の「国民運動」の党旗にもなっている)をもとにして作られた。中央の大きな赤十字の四隅に4つの小さな赤十字を描いていて、エルサレム十字と呼ばれている。

シリア・アラブ共和国 シリア・アラブ共和国

1932年に自治国家となってから国旗を6回変更している。ほとんどが赤・緑・黒の汎アラブ色を使用していて、現在の国旗は1958年から1961年までのアラブ連合国のときの国旗が復活したもの。赤は国を守る剣を表し、白は国民の善意を、黒は過去の闘争を、緑の星は美しい大地と諸国の統一を表現。

シンガポール共和国 シンガポール共和国

植民地だった1959年に掲揚されたが、マレーシア連邦の一州時代には州旗としても兼用されていた。赤は世界全民族の友好と平等を表し、白は潔白と美徳を表現、5つの星は「民主主義・平和・進歩・正義・平等」が進展することを願い、三日月は発展する国家のシンボルである。

スリランカ民主社会主義共和国 スリランカ民主社会主義共和国

独立した3年後に、イスラム教徒を表す緑と、ヒンズー教徒を表すオレンジ(サフラン色)のラインが採用された。剣をもつライオンは、この国のシンハラ人の伝説に出てくる動物である。四隅の葉は菩提樹で、スリランカの約70%を占める仏教徒を表現している。

タイ王国 タイ王国

「トン・トライロング」(三色旗)と呼ばれている。1916年までは赤地に白像をデザインした国旗だったが、国内を巡視していた国王がたまたま逆に掲揚されていた国旗を見て、上下左右を反対にしても同じに見える国旗に変えたという逸話が残っている。

大韓民国 大韓民国

赤と青のともえが中央に描かれている。ともえは韓民族に昔から親しまれてきたデザインで、旗の図柄は陰陽五行説に由来している。国旗の原案は、朝鮮王朝の末期の国王である高宗によるもの。

タジキスタン共和国 タジキスタン共和国

真ん中の紋章はさまざまな階級の人々の統一を表現。赤は主権と労働者を表し、白は綿花と知識人、緑は農産物と農民の象徴である。赤・白・緑の配色がイランの国旗と同じなのは、タジキスタンの民族がイラン系であるから。

中華人民共和国 中華人民共和国

「五星紅旗」と呼ばれ、1949年に3000ほどのデザインの中からコンテストで優勝した曽連松のものを修正して国旗にした。中国革命と中国人民の一致団結のシンボルであり、階級や民族を表すという説は否定的である。

朝鮮民主主義人民共和国 朝鮮民主主義人民共和国

上下の青いラインは平和への関心を表し、赤は人民の不屈の精神と社会主義であることを、星は朝鮮労働党の指導的役割を表現。白は古来からこの国の人たちが親しんできた色で、純潔と光明のシンボルである。

トルクメニスタン トルクメニスタン

独立してから3つめの国旗にあたる。地色の緑はイスラム教を表し、新月は明るい未来を、5つの星は人の5感を表している。旗竿側に伝統産業の絨毯模様が描かれ、各部分はトルクメン人の主な5部族を表現。模様の下側にはオリーブの枝が配され、永世中立のシンボルとなっている。

トルコ共和国 トルコ共和国

アイ・イルディズ(月と星)と親しみを込めて呼ばれる新月旗。オスマン帝国の初代皇帝の夢に三日月と星が出てきて、将来コンスタンチノーブルを征服することを予言したという逸話が残っている。

日本国 日本国

法律上は日章旗と呼ばれ、一般的には日の丸として親しまれている。1854年から国旗として使用され、1999年の「国旗国歌法」で正式に法で定められた。7:10の比率で、日の丸の中心が左寄りのものも許容されている。

ネパール連邦民主共和国 ネパール連邦民主共和国

1962年までの国旗には月と太陽に顔が描かれていた。3角を2つ重ねた珍しい国旗である。上の月は王室を表し、下の太陽は宰相一家を表現しているが、それと同時に月や太陽がある限りこの国が存続するようにとの願いも込められている。

パキスタン・イスラム共和国 パキスタン・イスラム共和国

1906年に結成された全インドムスリム連盟の旗がもとになってできた。独立時に左側に少数民族の象徴である白い縦ラインを配した。緑色と新月と星で構成される典型的なイスラム教国の国旗である。

バーレーン王国 バーレーン王国

かつての国旗はジグザグ模様が8個だったり直線だったが、バーレーン王国に国名を変更した際に国旗と元首旗のデザインを変えた。赤色はペルシャ湾岸諸国に昔から親しまれてきた色である。

バングラデシュ人民共和国 バングラデシュ人民共和国

緑地に中央からやや左寄りに赤い円が描かれる。独立戦争時には円の中に金色の地図のデザインだったが、旗の両面に表示するのが難しいので除外された。緑は豊かな大地を表し、赤は独立戦争で流された血を表現。

東ティモール民主共和国 東ティモール民主共和国

1975年11月に独立宣言をした際に使った旗を修正した図案である。赤は独立戦争で流された血を表し、黒は植民地時代の暗黒と克服するべき困難を、黄色は植民地主義の傷跡を表現。白は平和を表し、星の形は未来への希望のシンボルである。

フィリピン共和国 フィリピン共和国

1898年に香港に亡命していた愛国者連合により最初の旗が掲揚された。青は高潔な理想を表現し、赤は国民の勇気を、白は平和と平等を表現。太陽は自由を表し、8条の光はスペインに最初に抵抗した8州を、3つの星はルソン島・ミンダナオ島・ビサヤ島の象徴。

ブータン王国 ブータン王国

旗に竜を配するのは、国民に崇拝されているのと同時に中国の影響を受けているから。黄色は王家の権威を表し、オレンジ色はラマ教(チベット仏教)の修行を、白は純潔と忠誠を象徴している。

ブルネイ・ダルサラーム国 ブルネイ・ダルサラーム国

はじめの国旗は黄色の1色だった。1906年に白と黒の斜めラインが加わり、1959年には中央に国章を配するようになった。国章はイスラム教を象徴する新月に、平和を象徴する両手を添えるデザインとなっている。

ベトナム社会主義共和国 ベトナム社会主義共和国

金星紅旗(ベトナム語でコードーサーオバーン)と呼ばれ、1955年までは星の角度が現在よりも大きかった。五芒星はベトナムを構成する労働者・農民・兵士・青年・知識人の5つの社会階層の象徴となっている。

マレーシア マレーシア

シンガポールが分離するまでは紅白の横ラインの数と14角星は州の数を表現していたので、星条旗の影響を受けているデザインといえる。赤・白・青の3色は以前の宗主国のイギリス国旗にちなんでいる。市民用の海上国旗は、赤地の旗で旗竿の上部に国旗を配している。

ミャンマー連邦共和国 ミャンマー連邦共和国

1974年から使用してきた赤旗をやめ、上段から黄・緑・赤の3色旗とした。真ん中の大きな白星は永続する連邦を意味する。黄色は国民の団結を表し、緑は豊かな自然と平和と安らかさを、赤は決意と勇気を表現している。

モルディブ共和国 モルディブ共和国

19世紀までは赤1色の旗であったが、20世紀初頭の宰相によって緑色と新月が採用された。緑はヤシと平和と繁栄を表し、赤は独立のために流された英雄の血を、白はイスラムの信仰を表現している。

モンゴル国 モンゴル国

真ん中の縦ラインの青色はモンゴルの伝統色である。左側に配したマークは、ソヨンボ(蓮台)という民族の伝統あるシンボルで、太陽・炎・月・矢じり・魚をかたどったともえなどが描かれている。ソヨンボは、自由・団結・繁栄・神聖・主権・高潔などを意味する。

ヨルダン・ハシェミット王国 ヨルダン・ハシェミット王国

汎アラブ色で構成される旗で、黒・白・緑は、それぞれ歴史上のアッバス・ウマイヤ・ファーティマ王朝を表現している。赤は現在の王家であるハシム家を表し、白の七稜星はイスラム教徒の一致団結を表すとともに、コーランの第1節の第7行への敬意を表現している。

ラオス人民民主共和国 ラオス人民民主共和国

1952年のラオス愛国戦線の旗がもとになったデザイン。赤は独立闘争で流された尊い血を表し、青は国の豊かさを、中央の白丸はメコン川にのぼった満月と共産主義で国を統一することを表現している。

レバノン共和国 レバノン共和国

真ん中に描かれたこの国のシンボルであるレバノン杉は聖書にも登場し、フランス統治時代には3色旗の中に配されていた。白は雪山と純潔を表し、赤は勇気と植民地支配と戦った戦士の尊い血を表現している。

アフリカ各国の国旗の由来一覧

アルジェリア民主人民共和国 アルジェリア民主人民共和国

1920年代に反フランス運動の指導者となったメッサリ・ハジが作り、民族解放戦線の旗として掲げられた旗を、独立を機に国旗にした。この地域では、新月と星は幸運の象徴といわれている。

アンゴラ共和国 アンゴラ共和国

アンゴラ開放人民運動(MPLA)のときに使われた旗に、農民を表した農耕用ナイフと、工場で働く人々を表した歯車をつけ加えてデザインした。星は、アンゴラ共和国がMPLAの指導下になっていることを示している。

ウガンダ共和国 ウガンダ共和国

もともとはウガンダ人民会議の党旗に由来したもので、黒・黄・赤の3色のストライプで構成されている。国旗の真ん中には国鳥のカンムリヅルをあしらい、黒はアフリカ人を表し、黄色はアフリカの夜明けの太陽を、赤は民族の融和と同胞愛を表している。

エジプト・アラブ共和国 エジプト・アラブ共和国

上段の赤は革命を、中央の白は輝かしい未来を、下段の黒は過去の暗黒の時代を象徴している。真ん中に配置されているのは「サラディンのタカ」と呼ばれる国章である。王政時代には、緑地に白い新月と3つの星がデザインされた国旗だった。

エチオピア連邦民主共和国 エチオピア連邦民主共和国

上段から緑・黄・赤の配色になっていて、古来からエチオピアで使用されてきたなじみ深い色である。アフリカ諸国の独立の際に、国旗の見本となったので汎アフリカ色と呼ばれている。真ん中にはソロモンの印章が配置されている。

エリトリア国 エリトリア国

3色の三角形で構成されていて、緑色は農業を表し、赤は独立のために流された血を表現。青は豊富な海洋資源を、中央に描かれた黄色のオリーブの枝は鉱物資源に由来している。1995年、オリーブのデザインを少し変更した。

ガーナ共和国 ガーナ共和国

上段から赤・黄・緑の「汎アフリカ色」。独立にあたってアフリカ最古の独立国であるエチオピアの国旗にちなんでいる。黄色を白に変更した時期がある。中央の黒い星は、アフリカの独立運動の父といわれるガーナの初代大統領を表現していて、自由への道しるべの意味が込められている。

カーボヴェルデ共和国 カーボヴェルデ共和国

青は空と海を表し、白は平和、赤は国民の努力を表している。紅白の帯はこの国が作られるまでの道のりを示していて、黄色の10の星はカーボヴェルデ諸島の主な島の数である。独立したときには、もともと連合する予定だったギニアビサウの国旗と似通ったデザインだった。

ガボン共和国 ガボン共和国

上段の緑は経済を支えている豊かな森林を表し、中段の黄色はガボンを横切っている赤道と太陽を表現。下段の青は、水資源と南大西洋を象徴している。自治国だったときには、旗竿にフランス国旗をつけた旗を使用していた。

カメルーン共和国 カメルーン共和国

左から緑・赤・黄の汎アフリカ色で構成される。独立後何回か変更されているが、汎アフリカ色は同じである。緑は国の南部にある豊かな森林地帯を表し、黄色は輝く太陽と北部のサバンナを、赤は南北の団結と耕作地帯を表し、星は栄光のシンボルとなっている。

ガンビア・イスラム共和国 ガンビア・イスラム共和国

上段の赤は太陽を表し、中段の青は国の中心を流れているガンビア川を、下段の緑は豊かな農業資源を表している。境目の白のラインは、団結と平和の象徴。大統領の旗は、青地に国章が描かれたもので、旗の周囲が黄色く縁取りされている。

ギニア共和国 ギニア共和国

汎アフリカ色と呼ばれる赤・黄・緑の配色で構成。色の意味はアフリカ諸国によって違いがあり、この国では赤は労働と献身、黄色は正義と黄金、緑は団結と農業のシンボルとなっている。

ギニアビサウ共和国 ギニアビサウ共和国

汎アフリカ色と呼ばれる赤・黄・緑で構成される。ギニア・カーボベルデ・アフリカ人独立党(PAIGC)の旗にもとづいて考案された。黄色は北部のサバンナを表し、緑は南部の森林地帯を表現。赤は海岸地帯を表し、黒星は独立アフリカ党のシンボルである。

ケニア共和国 ケニア共和国

黒はケニア共和国の国民を表し、赤は独立で流された血を、緑は農業と肥沃な大地を表す。白線は平和と国民の統一を表現し、真ん中の紋章はマサイ族の盾と槍で、自由と独立のシンボルとなっている。

コートジボワール共和国 コートジボワール共和国

旧宗主国であったフランスの影響を受けていて、3本の帯は国の標語である「団結・規律・労働」に対応。左側のオレンジは北部サバンナの繁栄を表し、緑は南部の森林地帯と未来への希望を表現。白は北部と南部の統一と団結を表している。

コモロ連合 コモロ連合

独立してから5回国旗が変わっているが、いずれも新月と4つの星がデザインされている。黄色は太陽と進歩を表し、白は自由と純潔を、赤は独立のために流された血を、青はインド洋を表している。また、黄はムワリ、白はマイヨット(フランス領)、赤はグランドコモロ、青はヌズワニの各島を表現しているともいわれる。

コンゴ共和国 コンゴ共和国

コンゴ人民共和国からコンゴ共和国に国名が戻ったのをきっかけに、1958年から1970年まで使用された緑・黄・赤の汎アフリカ色の国旗に戻された。緑は農業と未来への希望、黄色は誠実さと友愛、赤は熱意を表現。1991年までの人民共和国時代にはハンマーとクワをデザインした赤旗だった。

コンゴ民主共和国 コンゴ民主共和国

独立してから6回目の国旗で、1963年から1971年当時の国旗に戻して青の色調を明るく変更。青は平和を表し、赤は独立のために流された尊い血を、黄色は豊かな国を表現している。黄色の星は輝かしい未来のシンボルとなっている。

サントメ・プリンシペ民主共和国 サントメ・プリンシペ民主共和国

汎アフリカ色で構成され、中段の黄色は太陽を表し、上下の緑は豊かな農作物を、左側の赤は独立運動と平等を表現している。中央の2つの黒い星は、サントメ島とプリンシペ島の象徴である。独立闘争時のサントメ・プリンシペ解放運動の党旗がもとになってできた。

ザンビア共和国 ザンビア共和国

地色の緑は農業と天然資源を表し、赤の縦ラインは自由を勝ち取るための闘争を、黒は国民を、オレンジ色は銅などの豊かな鉱物資源を表している。右上の羽を広げたワシは自由と困難に負けずに前進する力を表現。1996年にワシのマークの大きさと地色の緑の色調を変えて現在の国旗になった。

シエラレオス共和国 シエラレオネ共和国

上段の緑は農業と山岳などの天然資源を表し、中段の白は平和と正義を表している。下段の青は首都フリータウンと大西洋を表し、貿易を通して世界平和を願うという意味合いも込められている。海軍旗は、旗竿に国旗を配置した白い旗。

ジブチ共和国 ジブチ共和国

白は平和の象徴で、青は空と海を、緑は地球を、赤い星のマークは国家の独立と統一を表現している。さらに、青はソマリ系イッサ族を表し、緑はイスラム教徒であるエチオピア系のアファール族を表していて、白い三角形で2つの民族が平等に団結することを表現している。

ジンバブエ共和国 ジンバブエ共和国

緑は農業と繁栄を表し、黄色は豊富な鉱物資源を、赤は解放闘争で犠牲になった国民の血を表現している。白は平和と進歩を表し、黒はジンバブエ国民を表現したもの。左側の鳥のモチーフはジンバブエの遺跡に刻まれている栄光の象徴であり、赤い星と一緒になって社会主義国との連帯を意味している。

スーダン共和国 スーダン共和国

1956年~1970年まではガボンの国旗の色を反対にしたようなデザインだったが、アラブの統一を願って赤・白・黒・緑の汎アラブ色の国旗を制定した。赤は革命によって流された血を表し、白は平和と未来への光を、黒はブラックアフリカを、緑の三角形はイスラム教徒の繁栄を表現している。

エスワティニ王国 エスワティニ王国

第2次世界大戦のさなかに、イギリス軍に混じって戦ったスワジ人軍団の軍旗がもとになっている。中段の赤は自由のための過去の闘争を表し、青は空と平和を、黄色は豊富な鉱物資源を表現している。真ん中にはヤリ・盾・戦闘棒や、青い天人鳥の羽がついた王のしゃくなどがデザインされている。

赤道ギニア共和国 赤道ギニア共和国

独立したときの旗が復活した。左側の青の三角形は本土と島々を結んでいる海を表し、緑は農業と天然資源を、白は平和を、赤は独立闘争で犠牲になった尊い血を表現している。真ん中の紋章に描かれているのは神木パンヤの木と6つの地域を表現した星などである。

セーシェル共和国 セーシェル共和国

左下から放射状に5色が配置されていて、上から順に青は空と海を表し、黄色は太陽を、赤は労働と国民を、白は正義と調和を、緑は国土を表現している。独立してから3番目になるこの国旗は、政党が調和するために全政党の旗色を組み合わせた。

セネガル共和国 セネガル共和国

左から緑・黄・赤の縦3分割のデザインで、真ん中には自由のシンボルの緑の星がつけられている。この3色は汎アフリカ色。1959年にマリと連邦をつくって翌年にマリ連邦として独立を果たしたが、2ヶ月後に連邦から離脱した。マリ連邦当時の旗には中央に黒い人の像が配されていた。

ソマリア連邦共和国 ソマリア連邦共和国

地色は水色で中央に白星が描かれる。五芒星は5つのソマリ族の居住地区があることを指していて、国土と民族の統一を表現。独立時の国連の努力をたたえる意味で、国連旗の青色を採用した。

タンザニア連合共和国 タンザニア連合共和国

タンガニーカとザンジバル両国が合併したので、2つの国の国旗を組み合わせて作った。緑は国土と農業を表し、黒はアフリカ人を、青はインド洋を、2本の黄色のラインは豊かな鉱物資源を表現している。

チャド共和国 チャド共和国

旧宗主国だったフランス国旗の図柄に影響を受けていて、真ん中の部分を汎アフリカ色の黄色に変更してできた。黄色は太陽と鉱物資源と北部地方を表し、青は空と希望と南部地方を、赤は独立闘争で流された血と国民の団結と進歩を表現している。

中央アフリカ共和国 中央アフリカ共和国

フランス国旗の青・白・赤と汎アフリカ色の緑・黄・赤を組み合わせて5色で構成され、中央の縦ラインの赤は、両者が持っている赤い血と情熱のシンボルである。緑は農業と森林部の住民を表し、黄色は地下資源とサバンナ地帯の住民を表現している。

チュニジア共和国 チュニジア共和国

歴史的に関わり合いの深いトルコの国旗の三日月と星のマークを白赤反転させたようなデザイン。19世紀から使用されていたが、1999年に月と星の大きさを変えた。三日月はフェニキア人の美の女神タニスのシンボルである。

トーゴ共和国 トーゴ共和国

赤は独立闘争で流された尊い血を表し、緑は国民と希望を、黄色は労働を、白は純潔を表現している。緑と黄色の5本の横ラインでこの国の5つの地方を表している。独立前は左上にフランス国旗を配置して、旗面に星を2つ配した緑の旗だった。

ナイジェリア連邦共和国 ナイジェリア連邦共和国

1958年のコンテストで3000にのぼる候補の中からロンドン留学中の学生が考案したデザインが選ばれ、それをもとにして作られた。緑は豊かな森林資源と農地を表し、白は平和と統一のシンボルである。政府旗は国章ありも許容。

ナミビア共和国 ナミビア共和国

独立時にコンテストを行い1000ほどの図案が集まった。青は希望と大西洋を表し、赤は新国家建設の決意表明と独立闘争で流された血を、緑は農業と豊かな国土を表現。白線は平和と統一と繁栄を意味し、太陽は生命と活力を、12の太陽光線はこの国の主な種族の協調と統一のシンボルである。

ニジェール共和国 ニジェール共和国

上段のオレンジ色は北部のサハラ砂漠を表し、中段の白は平和と純潔と潔白を、下段の緑はニジェール川沿いの豊かな農業地帯を表現。真ん中の円は太陽を表し、この国が熱帯地方であることの象徴である。

ブルキナファソ ブルキナファソ

以前オートボルタとして独立を果たすが、1983年に革命が起こって国名と国旗を変更した。赤は革命闘争と流された尊い血を表し、緑は農業・林業と富と希望を表現。黄色の星は鉱物資源を表すと同時に、革命の原理と指導性の象徴である。

ブルンジ共和国 ブルンジ共和国

王国時代には真ん中の円の中にモロコシと太鼓がついていたが、革命後には国内のフツ族・トワ族・ツチ族の3部族を表現する星のマークに変更された。赤は独立闘争を表し、緑は未来への希望と発展を、白い円は平和を表現している。

ペナン共和国 ベナン共和国

社会主義政権が崩壊したときに独立時の緑・黄・赤の汎アフリカ色の旗を復活させた。緑は南部の森林やヤシ林を表し、黄色は北部のサバンナ地帯を、赤は両地域の融合と発展および祖国防衛のために流された血を表現。

ボツワナ共和国 ボツワナ共和国

雨が少なくて水資源が貴重なこの国の人たちにとって、青は恵みの雨のシンボルである。黒と白の横縞は、黒人と白人が協力して平等な社会を作るという決意が込められている。同様の理由からシマウマはボツワナの動物に指定されている。

マダガスカル共和国 マダガスカル共和国

以前のメリナ王朝時代(マレー系民族)から親しまれてきた赤と白をもとにして、独立時に東部海岸地方のベツィミサラカ人を表す緑色が加えられてできた。赤は愛国と主権を表し、白は純粋さと自由を、緑は進歩と希望を表現している。

マラウィ共和国 マラウィ共和国

アフリカ諸国でよく見かける独立運動を推したマラウィ会議党の党旗から3色を採用した。黒は国民を表し、赤は独立運動で流された尊い血を、緑はマラウィの自然を表現している。 

マリ共和国 マリ共和国

旧宗主国であったフランス国旗をもとに汎アフリカ色を採用してできた旗。緑は農業と自然を表し、黄色は金などの鉱物資源を、赤は独立のために流された尊い血と勇気を表現している。

南アフリカ共和国 南アフリカ共和国

紋章つきの国旗以外では、世界で一番多くの色を採用。横のY字形は、国内のさまざまな人種が統一されて前進することを意味する。かつての旗は、オランダ旧国旗の中にイギリスなどの3つの国旗を並べたものだった。

南スーダン共和国 南スーダン共和国

2011年7月に独立して国連加盟国になった。黒はブラックアフリカを表し、白は独立闘争で手にした自由と平和を、赤は革命のために流された血を、緑は豊かな国土を表現。青い3角形はナイル川を表し、黄色のベツレヘムの星は国民の団結の象徴である。

モザンビーク共和国 モザンビーク共和国

かつてのモザンビーク解放戦線旗に国章の一部を配した図案。赤は植民地解放闘争を表し、緑は農業を、黒はアフリカ大陸を、黄色は鉱物資源を表現。白のラインは平和と正義のシンボルとなっている。

モーリシャス共和国 モーリシャス共和国

独立以降国旗の変更はない。上段から順に赤は独立のために流された血を表し、青はインド洋を、黄色は太陽の光と自由を、緑は農業を表現している。独立以前はイギリス国旗を旗竿の上部に配して、旗面に紋章をつけたデザインだった。

モーリタニア・イスラム共和国 モーリタニア・イスラム共和国

モーリタニアに限らず、国旗にはその国の文化や歴史、宗教が色濃く反映されている。地色の緑と、三日月と星はこの国がイスラム教国であることを意味する。黄色はサハラ砂漠の砂を表現。

モロッコ王国 モロッコ王国

赤旗は今の王朝が300年以上使用していて、20世紀の初めにソロモンの印章というイスラム伝統の緑色で描かれた紋章を配した。市民用の海上国旗には、旗竿の上部に黄色の王冠がデザインされている。

リビア リビア

政権交代によって王政期時代の旗を再び使用。赤はフェザン地方と剣と力を表し、黒はキレナイカ地方とイスラムの闘争を、緑はトリポリタニア地方と高潔を表現。真ん中の白い新月と5角星はイスラムの象徴である。

リベリア共和国 リベリア共和国

アメリカ合衆国で解放された黒人の奴隷が国を作ったので、星条旗の影響が大きい。11本の紅白の線は、独立宣言に署名した11人を表現している。

ルワンダ共和国 ルワンダ共和国

1999年にルワンダ政府は国旗を変更するように決めたが、2年かかってようやく制定された。青は青空と平和を表し、黄色は経済の発展と協調を、緑は農業と繁栄を、右上の金色の太陽は未来への希望と統一と無知との戦いを表現している。

レソト王国 レソト王国

1966年以降3つめの旗で、独立したときのレソト帽のデザインを復活させた。青は空と雨を表し、白は平和を、緑は豊かな国土と繁栄を、黒はアフリカ大陸を表現している。3色の構成は、3:4:3で真ん中の白ラインが幅広になっている。

オセアニア各国の国旗の由来一覧

オーストラリア連邦 オーストラリア連邦

旗竿の部分にユニオンジャックが配置され、旗面には連邦の星である七稜星と南十字星が描かれている。1952年までは、民衆は青地の旗を使用できずに赤字の国旗を掲げていた。

キルバス共和国 キリバス共和国

イギリス植民地のギルバート・エリス諸島だった頃の紋章をちょっと手直しして旗にした。このような旗を紋章旗と呼んでいる。黄色で描かれた軍艦鳥は、権威と自由を表し、青と白の波形模様は南太平洋の海洋国であることを表現している。

サモア独立国 サモア独立国

植民地化される以前のサモアは紅白の国旗だったが、1948年に青と赤の旗が復活し、さらに翌年に星を1つつけ加えてできた。左上に描かれている南十字星は、この国が南半球に位置していることを示している。

ソロモン諸島 ソロモン諸島

5つの星は、この国を構成する主要な島々を表現するとともに、南十字星の象徴ともなっている。青色は南太平洋と川の豊かな水を表し、黄色の斜めラインは太陽を、緑は自然と豊かな国土を表現。市民用・政府用・軍用の船舶旗は、各々赤・青・白地に赤十字をデザインしたもの。

ツバル ツバル

独立時から1995年まで使用された国旗が復活して採用された。9つの星は、この国を構成する9つの島を表している。左上のユニオンジャックは英連邦に属していた証しで、政府用の国旗にはユニオンジャックの下に国章がつけられる。

トンガ王国 トンガ王国

国王が1862年の国会で「国旗にはキリストの十字を配し色は十字架の上で流された血を表現する赤を希望する」と述べたことに由来する。1875年の憲法で国旗のデザインを変えることを禁止したので、その後イギリスの支配を受けて独立しても国旗はずっと変わらなかった。

ナウル共和国 ナウル共和国

中央の黄色の横線は赤道を表し、青地は太平洋を表現している。ナウルの地理は赤道のすぐ南の日付変更線の西にあるので、中心を外れた場所にナウルを表す白星が配置されている。星の12本の光はこの国の12の原住民族を指す。

ニュージーランド ニュージーランド

青地で左上にユニオンジャックを配し、南十字星を表す4つの星が描いてある。植民地時代には、ほかの英領諸国と同じようにイギリス国船舶旗のフライにバッジを配置した旗だった。1869年に現在の旗の図柄を採用。

バヌアツ共和国 バヌアツ共和国

横に黄色でY字形が描かれ、太平洋にあるバヌアツの位置をデザインしたものとなっている。黒は肥沃な国土とメラネシア人を表し、緑は農業を、赤は独立闘争で流された血を表現。左側の紋章はバヌアツの聖なるシンボルで、野豚の牙とシダである。

パプアニューギニア独立国 パプアニューギニア独立国

学生のスーザン・カリケの図案を採用。赤と黒で斜めに塗り分けられた旗で、2色は伝統芸術や民族衣装などに使用される国民に親しみのある色である。左下に南十字星が、右上には国鳥のアカカザリフウチョウ(極楽鳥)のシルエットがある。

パラオ共和国 パラオ共和国

日本の国旗に似ているが、パラオの国旗は夜空にのぼる満月。1000ほどの図案の中から選定されたもので、金色に輝く満月はこの国の運命と平和を表し、青は海や主権と独立を表現している。

フィジー共和国 フィジー共和国

植民地時代の色調と紋章のデザインを修正して使用。国章のライオンと赤いセント・ジョージの十字はイギリスを表していて、バナナ・サトウキビ・ヤシなどはフィジー諸島を表現する。英連邦からは離脱したが、ユニオンジャックが配されている。

マーシャル諸島共和国 マーシャル諸島共和国

左下から右上に向かって太くなるオレンジと白のラインは、この国が発展する姿を表現している。地色の青は太平洋を表し、オレンジは勇気と富を、白は平和と光の輝きを表現。24の光を放つ太陽は自治体の数を表し、4本の長い光線は十字架を意味する。

ミクロネシア連邦 ミクロネシア連邦

1962年に作られた旗には6つの行政区を象徴する星が配されていたが、マリアナとパラオの分離により星4つとなった。もとは国連信託統治領だったことにちなんで国連旗の青色を採用した。同時に青は太平洋も表現している。

ヨーロッパ各国の国旗の由来一覧

アイスランド共和国 アイスランド共和国

同じデザインで青と赤を取り替えるとノルウェーの国旗になる。白と青は民族衣装として長年国民に親しまれてきた色で、1897年に非公式に取り入れられた旗も、青地に白の横長の十字が描かれたもの。

アイルランド アイルランド

以前のアイルランドの旗は、緑地に黄色のハープ模様の非公式のものだった。左端の緑色はカトリックを、右端のオレンジ色はプロテスタントを表し、中央の白は両教徒が融和することを表現している。

アルバニア共和国 アルバニア共和国

双頭のワシは、15世紀に民族の英雄であるスカンデルベグが掲げた旗から受けついだもの。アルバニア人は、ワシの子孫という伝説に由来する。社会主義政権がくずれ、以前はあった星のデザインがなくなった。

アンドラ公国 アンドラ公国

紋章と色のデザインが、フランスとスペインの国旗の影響を受けている。1866年に国旗が掲げられてから、さまざまな紋章の変遷を経て、1996年に現在の形に落ち着いた。

イギリスグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国 イギリスグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国

イングランドの白地に赤十字、スコットランドの青地に斜め赤十字を組み合わせ、アイルランドの白地に斜め赤十字を足して連合王国を表現している。

イタリア共和国 イタリア共和国

緑・白・赤の3色は、ナポレオンが作ったチザルピーナ共和国国旗からきていて、フランス国旗の影響も受けている。イタリア市民用の海上国旗には、4つの海洋都市をモチーフにした紋章がデザインされている。

ウクライナ ウクライナ

青色と黄色は1848年に独立を目指した民衆がシンボルとして掲げたもので、1918年から1921年までは臨時政府の国旗としても使用。1996年に比率を変更して今の形になった。青は空を、黄は小麦を表している。

エストニア共和国 エストニア共和国

1884年にエストニア学生会によって制定され、ソ連邦から再独立した際にまた国旗として復活した。青色は空と自由を、黒は祖国の大地を、白は自由への思いと明るい未来のシンボルとなっている。

オーストリア共和国 オーストリア共和国

上段から赤・白・赤で構成されていて、十字軍が遠征した時代に、オーストリア辺境伯の白衣が敵の返り血でベルトの部分を除いて赤く染まった故事に由来する。政府用の国旗には、黒いワシの紋章が描かれる。

オランダ王国 オランダ王国

16世紀後半のスペイン戦争時代に、オレンジ公にちなんだ上段からオレンジ・白・青の旗を使っていたのがもとになっている。その後、オレンジ色を赤色に変更したが、それは海で変色しやすいからといわれている。

ギリシャ共和国 ギリシャ共和国

もともとは、青に白十字の旗を、独立戦争の際のトルコの赤い新月旗に対抗するような形で掲揚されていた。9本の横線は、独立戦争時代の「Ελευθερια η Θανατοs」(自由か死か)の9音節に由来する。

クロアチア共和国 クロアチア共和国

赤・白・青は、スラブ地域で頻繁に使用される色である。海上で使用される国旗の比率は2:3である。真ん中に配置された国章は、古クロアチアの5地域を表現する紋章と、民族の模様であるチェック柄がデザインされている。

サンマリノ共和国 サンマリノ共和国

白と青はフランス革命の後から使用されている。青は空とアドリア海を表し、白はティターノ山の雪とたなびく雲、さらに純粋さを表現している。政府用の国旗には、3つの峰と塔、王冠などがデザインされた紋章がついていて、紋章の下にはイタリア語で「自由(LIBERTAS)」と書かれている。

スイス連邦 スイス連邦

ローマ皇帝が1240年にシュビーツ州旗として制定した旗がもとになっていて、1848年連邦軍の旗となる。陸上用の旗は正方形であるが、水上用の旗は比率が2:3である。十字はキリスト教のシンボル。

スウェーデン王国 スウェーデン王国

横長の十字架はスカンディナヴィアンクロスとの呼び名があり、北欧諸国に共通して使用される。青と黄色は国章の色に由来していて、青は湖を表し、黄色は金色に輝く太陽を表現。毎年6月6日は国旗の日として祝祭を行う。

スペイン スペイン

「血と金の旗」とも呼ばれ、赤と黄色は13世紀当時の4つの王国の王紋に使用されていた色にちなんでいる。1785年以降はスペインのシンボルカラーとなっている。フランコ時代はワシのマークが入っていた。現在の紋章は古イベリア半島の5つの王国の紋章とヘラクレスの柱をデザインしたもの。

スロバキア共和国 スロバキア共和国

1848年にはじめて掲げられた旗は、スラブ民族のシンボルである白・青・赤の汎スラブ色の3色旗だった。チェコと分かれたときに、ロシア連邦の国旗と見分けがつくように国章をつけた。紋章には、キリスト教を表現するダブルクロスと国土の山がデザインされている。

スロベニア共和国 スロベニア共和国

白・青・赤の汎スラブ色は19世紀からスラブ民族運動の象徴として採用されている。スロベニアが旧ユーゴから独立した際に国章がついた。国章には、国土にある最高峰のトリグラフ山をかたどったものと、川と海を示す2本の波線、3つの金色の六芒星がデザインされている。

セルビア共和国 セルビア共和国

1930年に作られたセルビア公国の国旗がもとになっている。赤・青・白はスラブ民族独立の象徴となる色である。中央からやや左寄りに国章が配置され、国章には王冠と双頭のワシが胸に盾を持った「カラジョルジェビッチ家の紋章」が描かれている。

チェコ共和国 チェコ共和国

旧チェコ・スロヴァキア連邦共和国の旗を、スロバキアが独立した後もそのまま使っている。連邦共和国当時、1990年から1993年までのチェコ共和国の国旗は紅白の横2分割の旗だった。

デンマーク共和国 デンマーク王国

現在ある国旗の中で最古といわれ、スカンジナビアクロスの先駆け。1854年以降は市民用としても使われている。1219年のエストニア人との闘争のときに、国王のもとに旗が降りてきたのをきっかけにして逆転勝利したという言い伝えがある。

ドイツ連邦共和国 ドイツ連邦共和国

黒、赤、黄(金)の3色は、19世紀のはじめにナポレオン軍との闘争に加わった学生義勇軍の軍服の色に由来する。黒・赤・黄はそれぞれ勤勉・情熱・名誉を表現していて、ドイツ国家のシンボルである。政府用の国旗にはワシの紋章が入る。

ノルウェー王国 ノルウェー王国

かつてはスウェーデンとデンマークの支配下に置かれていたため、2つの国の国旗を組み合わせた図案になっている。北欧諸国の習慣として政府用の国旗は燕尾形をしている。

バチカン市国 バチカン市国

バチカンの国旗は正方形。19世紀の初頭に教皇ピウス7世によって黄と白の旗に決められた。右側の国章には、三重冠と呼ばれる教皇が公式行事の際にかぶる冠が配され、交差する金と銀の鍵は聖俗両面で教皇が支配することを意味している。

ハンガリー ハンガリー

赤・白・緑の3色旗。フランス革命の影響を受けて正式に採用されたものだが、動乱前もこの3色は使用されていた。赤は尊い血の犠牲と強さを表し、白は清らかな国民の心と忠実を、緑は希望を表現している。

フィンランド共和国 フィンランド共和国

独立する前にいろいろな旗の提案がされたが、詩人ザクリス・トぺリウスによって雪の白と湖の青こそがフィンランドにふさわしいと主張され、それを採用。1978年に青の色調が変わった。北ヨーロッパ諸国に多いスカンジナビアクロスのデザイン。

フランス共和国 フランス共和国

以前は左から赤・白・青だったが、旗面が青だと海の上では色が溶け込んで紅白の2色旗のように見えるため、左から青・白・赤に変更した。赤と青はフランス革命軍が帽子につけた帽章に由来し、白はブルボン朝のシンボルである白百合に由来している。

ブルガリア共和国 ブルガリア共和国

上段から白・緑・赤に染め分けた3色旗で、ロシア帝国の国旗をもとにしてデザインされた。白は純潔と親善と平和を表し、緑は農業と豊かさを、赤は愛国心と国民の勇気を表現。民主化後に国旗から国章を外した。

ベラルーシ共和国 ベラルーシ共和国

かつては社会主義の象徴であるハンマー・カマ・星が描かれていたが、国民投票の末にこれらを除外して旧ソ連邦時代の国旗に戻した。赤は栄光ある過去を表し、緑は未来を表現している。

ベルギー王国 ベルギー王国

政府用の国旗の比率は13:15である。黒・黄・赤は、黒字に赤い爪と舌の黄色いライオンの図案がついたブラバント大公の旗に由来するが、独立当初は横に赤・黄・黒の3色で構成されていた。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ ボスニア・ヘルツェゴヴィナ

三角形はこの国のシルエットで、黄色と青はヨーロッパ連合の旗にちなんでいる。星の数には特に意味は込められていない。長野オリンピックが開催される直前に現在の図案になった。

ポーランド共和国 ポーランド共和国

白と赤は中世から使用されてきた色。ポーランドが分割してからは、外国の支配から独立を目指す象徴となった。政府用の国旗は、赤色の盾の中に白ワシをデザインした国章がついている。

ポルトガル共和国 ポルトガル共和国

王政時代には青・白の2色旗だったが、共和革命以降は共和主義者のシンボルカラーを使用。旗竿側5分の2が緑、旗尾側5分の3が赤の配色。国章には7つの黄色い城・5つの青い盾・大航海時代の航海用具である天測儀がデザインされている。

マケドニア旧ユーゴスラビア共和国 北マケドニア共和国

赤地に8本の光線を描いた黄色い太陽の旗。1992年に採用した国旗は、アレキサンドロス大王にちなんだ星の紋章を配した旗だったが、ギリシャが反発した。そこで太陽光線の数を半分にするなどしてデザインを単純化して作られた。

マルタ共和国 マルタ共和国

左上に配された十字は、住民がナチスドイツに抵抗したのを記念してイギリスから贈られたセントジョージ勲章に由来する。一説によると、中世にノルマン公が紅白でこの島の旗を作ったことにちなんでいる。

モナコ王国 モナコ公国

赤と白の2色は、13世紀以降にこの土地を支配し続けてきたグリマルディ公家の紋章の色。14世紀からモナコの国民色になっているが特別な意味はない。政府用の国旗は白地に国章を配したデザインである。

モルドバ共和国 モルドバ共和国

中央の国章を除くと隣の国のルーマニアと同じである。モルドバとルーマニアは同じ民族であるため深く関わっている。真ん中の国章は19世紀まで存在したモルダビアとワラキア両公国の紋章にちなんだもので、ワシとウシの頭などがデザインされている。

モンテネグロ モンテネグロ

赤地で周囲を金色で縁取り、真ん中に王冠をのせた双頭のワシの国章を配している。ワシの胸には聖マルコのライオンが歩いている姿を描いた盾があり、爪では王権の象徴である宝珠・王笏をつかんでいる。

ラトビア共和国 ラトビア共和国

世界中の国旗の中でも、もっとも古い旗の1つである。1279年のドイツ騎士団との戦闘で、指揮官の白い布についた血の色にちなんでいる。再独立のときに1918年から1940年に使用された旗をもう一度採用した。

リトアニア共和国 リトアニア共和国

中世時代のリトアニア大公国は、白地に騎士をデザインした旗を使用していたが、今は1918年の独立時の旗の比率を変更して使っている。赤は祖国愛と勇気を表し、緑は豊かな森と希望を、黄色は小麦が実る平野と自由の象徴である。

リヒテンシュタイン公園 リヒテンシュタイン公園

赤と青は、18世紀のヴェンツェル大公の使用人の制服にちなんだもので、それぞれ暖炉で燃える火と青空を表現している。1936年のオリンピックでは、ハイチの国旗と同じで紛らわしかったので翌年左上に大公の冠を配した。冠は統治者と国民が一体となることを表現。

ルクセンブルク大公国 ルクセンブルク大公国

上段から赤・白・水色で構成される3色旗。この3色は国章の色からきているが、フランス革命の影響があって1815年に採用した。オランダの国旗に似ているが、青色の濃さと比率が異なっている。

ルーマニア ルーマニア

左から青・黄・赤の3色は、19世紀まで存在したワラキアとモルダビアの2つの公国の国旗に由来している。王国時代や社会主義の時代には国章を配していたが、今ではつけられていない。

ロシア連邦 ロシア連邦

帝政時代の国旗を復活させたもの。ピョートル大帝がオランダ国旗の色からとり、白・青・赤はスラブ3原色と呼ばれる。かつてのソ連邦時代に使用した赤旗は、社会主義国の旗のモデルとなっていた。

北中米各国の国旗の由来一覧

アメリカ合衆国 アメリカ合衆国

左上の旗竿の位置には、州の数と同じ50の星が散りばめられている。旗面は独立した13州に由来する赤と白のストライプ13本で構成されている。一番はじめにできた星条旗から26回も変更を重ねた。

アルゼンチン共和国 アルゼンチン共和国

真ん中に描かれている「5月の太陽」は、対スペイン戦闘の日の太陽に由来していて、共和国の自由の象徴となっている。金色の5月の太陽は、大統領旗にもデザインされている。

アンティグア・バーブーダ アンティグア・バーブーダ

自治政府を立ち上げたときの国旗コンテストで優勝した旗を使用している。黒は国民を表し、青は海、白は砂浜、黄色は太陽を表している。赤は、未来へ向かっていく国民の活力をイメージしてデザインされ、V字は勝利をイメージしている。

ウルグアイ東方共和国 ウルグアイ東方共和国

青と白のストライプの部分の青色は自由を、白は平和を表している。カントンの「5月の太陽」は、ウルグアイの独立精神のシンボルである。9本の線になっているのは1930年の独立時の州の数にちなみ、独立を助けたアルゼンチンの国旗の影響を受けたデザインとなっている。

エクアドル共和国 エクアドル共和国

黄・青・赤の配色は、以前コロンビアとベネズエラとともに構成していたグランコロンビアの国旗にちなんでいる。自治体の建築物に掲揚する国旗に州と同数の星が描かれるのは、エクアドル独自の習慣である。

エルサルバドル共和国 エルサルバドル共和国

青は空と海を表し、白は平和と調和のシンボル。19世紀前半に、この国を含んだ5カ国で構成していた中央アメリカ連邦の国旗がもとになってできた。政府用の国旗の比率は189:335という珍しいものであり、真ん中には国章がデザインされている。

ガイアナ共和国 ガイアナ共和国

「黄金の矢尻(金鏃旗)」と呼ばれ、旗章学者ウイットニー・スミス博士が考案した。緑はジャングルと農業を表し、白は河川と水資源、黒は忍耐を表している。黄色は輝く未来と豊かな鉱物資源を、赤は国家建設の熱情のシンボルである。

カナダ カナダ

「Flag Debate」と呼ばれる国旗選定をめぐる100年もの大論争の末に制定された。赤と白はカナダの国民色で、真ん中のメイプルリーフは1800年のイギリス皇太子訪問の際からカナダのシンボルとされている。

キューバ共和国 キューバ共和国

1850年に、キューバの独立運動でナルシソ・ロペスが掲揚した軍旗が由来になっている。3本の青い線は独立したときの3州を表し、2本の白線は独立運動に参加した者の強固な意志を表現している。赤は闘争で流された血で、三角形は自由と平等と博愛の精神を表している。

グアテマラ共和国 グアテマラ共和国

中央アメリカ連邦の旗の色にちなんだ国旗で、両端の青は太平洋とカリブ海を表し、中央の白は平和と純潔を表現している。政府用の国旗には、1997年に変更された国章がデザインされている。紋章に描かれた国鳥のケツァールは自由の象徴。

グレナダ グレナダ

ちょっと面白いデザインのこの国旗は、独立時に採用された。7つの星は行政区を表現していて、赤は調和と統一を、黄は太陽と知恵を、緑は豊かな国土と農業のシンボル。左側の緑の上に描かれたものは、特産品のナツメグの実である。

コスタリカ共和国 コスタリカ共和国

青は澄みわたる空で永遠を表し、白は平和を、赤は国民の温もりを表している。国章は、3つの火山、太平洋とカリブ海、帆船などがデザインされていて、政府用の国旗には描かれるが、民間で国章が入った国旗を使用することは禁止である。

コロンビア コロンビア共和国

黄・青・赤の3色で構成され、1930年まで続いたグランコロンビアの国旗から紋章を取り除いてできたもの。上段の黄色は黄金を表し、下段の赤は旧宗主国スペインを表現。中段の青は新大陸と旧宗主国スペインとの間の大西洋を表現しているといわれる。

ジャマイカ ジャマイカ

はじめに考案された旗は旧タンガニーカの国旗と見分けがつきにくかったので、デザインが変えられた。緑は天然資源と希望を表し、黄色は太陽の輝きと豊かさを、黒は国民の苦難と強さと創造性を表現している。黄色のX型は聖アンドリュースの十字架を表したもの。

スリナム共和国 スリナム共和国

緑はジャングルと平野を表し、白は正義と自由を、赤は進歩と繁栄を表している。黄色い星は民族の団結と輝ける未来のシンボルである。独立する前は白地に5色の星をあしらって、星々を楕円形の黒線で結んだ旗が採用されていた。

セントクリストファー・ネーヴィス セントクリストファー・ネーヴィス

緑は農業と豊かな国土を表し、黄色は太陽の光を、黒はアフリカ系の黒人を、赤は独立闘争を表現している。星は自由と希望のシンボルで、2つあるのは、セントクリストファー島(セントキッツ島)とネイビス島を表現したもの。

セントビンセント・グレナディーン諸島 セントビンセント・グレナディーン諸島

青は空と海を表し、黄色は熱帯の太陽の光と美しい海岸を、緑は植物の豊かさと国民の活力を表現している。中央の菱形を組み合わせたV字形でこの国の頭文字を表す。独立のときに旗の中心部を広げて、紋章を菱形に変更した。

セントルシア セントルシア

三角形はセントルシア島を表し、青地は大西洋とカリブ海を、黒と白は黒人と白人の団結を、黄色は太陽の光と国土を表現している。黒のくさび形は活火山ピトン山のシンボルである。

チリ共和国 チリ共和国

星条旗の影響を受けているが、青・赤・白の3色はチリの先住民が古来から使用してきた色である。青は澄んだ空と海、白はアンデスの雪、赤は独立闘争で流された尊い血を表現している。

ドミニカ共和国 ドミニカ共和国

ハイチから独立したので同国の赤・青の2色を採用して作られた。現在は2色が交互に配置されているが、独立した直後は白十字の上が青で下が赤だった。政府用の旗には月桂樹・ヤシ・聖書・十字架などが描かれた国章がついている。

ドミニカ国 ドミニカ国

真ん中の鳥は、国鳥のミカドボウシインコというオウムである。緑の星10個は、10の行政区を表し、緑色は森林と国土の活力を、赤い丸は社会主義であることを表現。黄・黒・白はそれぞれの肌色の人種を意味している。紋章学上の理由から国章が幾度も変更されている。

トリニダード・トバゴ共和国 トリニダード・トバゴ共和国

赤は火と未来、黒は土と過去を、白は水と現在を表しているといわれる。2本の白線はトリニダート島とトバコ島を表し、全国民の平等のシンボルともなっている。独立前はイギリスの植民地だったので、市民用の海上国旗の比率は1:2の横長である。

ニカラグア共和国 ニカラグア共和国

旧中央アメリカ連邦旗を継承していて、真ん中に国章を配した。国章の中の5つの火山は、以前連邦を構成していた中米5カ国を表現。周辺の文字は、上側が国名(REPUBLICA DE NICARAGUA)で、下側が中央アメリカ(AMERICA CENTRAL)である。

ハイチ共和国 ハイチ共和国

フランスからの独立時は、青・赤・白の3色旗から白を除外した横2色の旗だった。青は黒人を表し、赤は黒人と先住民の混血であるムラートの象徴である。政府用の国旗には、1986年に変更を加えた国章が配される。紋章にはヤシの木・自由の帽子・弾丸・旗・大砲などが描かれている。

パナマ共和国 パナマ共和国

コロンビアから分離独立する際にアメリカの後押しがあったので、星条旗の影響を強く受けている。赤は民主党を表し、青は保守党を表現。白は両政党の和解と平和を表し、2つの星は国民の団結の象徴である。

バハマ国 バハマ国

上下の2本の青ラインは、バハマ周辺の美しい大西洋とカリブ海を表現。中段の黄色のラインはこの国の島々と砂浜を表し、左側の黒い3角形は国民の強い団結の象徴である。独立する前は英国船舶旗の上にバッジを配した旗を使用。

パラグアイ共和国 パラグアイ共和国

表裏で紋章が違うただ1つの国旗。表は国章で、裏は国庫のマークである。国庫のマークには、自由の帽子(フリジア帽)と呼ばれる奴隷から自由への解放のシンボルとライオンがデザインされている。

バルバドス バルバドス

独立時に実施されたコンテストで優勝した美術家のグラントリ・ブレスコッドの図案を採用。青はカリブ海と太平洋と空を表し、黄色は砂浜と富を表現。真ん中のマークは海神ポセイドンの三叉の矛である。

ブラジル連邦共和国 ブラジル連邦共和国

青い円は天体を表し、リオデジャネイロの空を1889年11月15日の朝に地球の外から見た形を表現している。27の星は連邦を構成している26州と1連邦直轄区の象徴である。緑は森林、黄は鉱物資源を表現。

ベネズエラ・ボリバル共和国 ベネズエラ・ボリバル共和国

1811年以降は黄・青・赤の3色旗を使用していて、2006年に星の数が1つ増加。増やした星は解放者のシモン・ボリバルに由来するもので、チャベス大統領のボリバル革命のシンボルともなっている。国章には盾・熱帯果実・サーベル・白馬・麦の束・月桂樹・ヤシなどが描かれている。

ベリーズ ベリーズ

青は独立運動を推した人民統一党の旗の色が、赤は統一民主党の旗の色がもとになっている。真ん中の国章は植民地時代のデザインをちょっと手直ししたもので、独立時に採用された。円内の50の葉は自治権獲得運動を起こした1950年を記念してデザインされた。

ペルー共和国 ペルー共和国

1820年に解放者のホセ・デ・サンマルティン将軍が見た、翼が赤くて胸が白いフラミンゴに由来している。政府用の国旗は国章つきで、リャマやキナ、ワニが描かれている。

ボリビア多民族国 ボリビア多民族国

独立時は緑・赤・緑だったが、1826年に赤・黄・緑の3色旗に変えた。赤は兵士の武勇と独立闘争で流された血を表し、黄は豊かな鉱物資源を、緑は森林と肥沃な国土を表現している。

ホンジュラス共和国 ホンジュラス共和国

かつての中央アメリカ連邦旗を継承していて、1866年に真ん中に5つの星を加えた。青は太平洋とカリブ海を表し、白は平和を表現。5つの星は連邦を構成していた5ヶ国の象徴である。

メキシコ合衆国 メキシコ合衆国

かつての商船旗は国章つきではなかったので、イタリア国旗と見分けがつきにくかった。メキシコオリンピック以降につけられた国章は、ワシがヘビをくわえてサボテンにとまっているデザインで、これは建国の伝説に由来している。

国旗 由来一覧表(国旗の由来説明あり)

世界の国旗の由来を画像にまとめました。画像はダウンロードいただけますので、日々の学習やポスター、デスクマットなどに役立てて下さい。

世界の国旗 由来一覧表

 

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