世界143ヵ国対象の幸福度ランキング一覧 日本は何位？

世界143ヵ国対象の幸福度ランキングを紹介します。

この記事は、2012年から毎年行われている国際調査をもとにしています。世界の143カ国を対象に世界幸福度調査として、以下の6つの項目から幸福度を数値化してランキングしています。

1. 1人当たりの国内総生産(GDP)
2. 社会保障制度などの社会的支援
3. 健康寿命
4. 人生の自由度
5. 他社への寛容さ
6. 国への信頼度

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世界データランキング

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世界　幸福度ランキング　上位各国と日本

幸福度を第1位～第5位までランキング形式で紹介します。

具体的なランキングは、1位に7年連続でフィンランド、2位はデンマーク、3位アイスランド、4位スウェーデン、7位ノルウェーという結果で上位を北欧諸国が占めています。

日本は51位でした。

この調査は、その年の調査結果がそのままランキングに直結される訳ではありません。その年の結果と過去3年間の平均値が加味される形でスコア化されます。

第1位　フィンランド

幸福度スコア　7.741

世界の幸福度ランキングで7年連続で1位となる国は、フィンランドです。フィンランドは、自分らしく生きていける国で、残業しないことや肩書きに関係なく仕事ができる環境にあったり、上手に休みをとったりできることがスコアをあげる理由なっています。フィンランドは、国の面積は、世界で64位で決して大きい国ではありませんが、経済を維持しながら成長していて、1人当たりのGDPは、日本の1.25倍です。首相は、30代の女性のサンナ・マリンが務めていて女性の社会進出も世界トップクラスです。

第2位　デンマーク

幸福度スコア　7.583

世界幸福度ランキング6年連続2位は、1位に引き続き北欧諸国のデンマークです。デンマークは、「自分は自分、人は人」と考える教えが根付いていて、自分と他人を比べることがありません。人と比較しない文化や教育が、幸福度を高めるのでしょう。偏差値という考え方もなく、学校の授業も1人1人の習熟度に合わせて進めていきます。個人を尊重する考えで、学歴や経歴は何の判断材料にもならないという環境は素晴らしいです。

第3位　アイスランド

幸福度スコア　7.525

世界幸福度ランキング3位の国は、アイスランドです。アイスランドは、平等な雇用制度で正社員が存在しません。福利厚生が手厚く、出産費用や妊婦検診は無料です。大学までの義務教育が無料で、大学進学率は70%で平等に学ぶ機会を与えられている国です。また、大統領も首相も女性だった時代があり、国会議員の半数も女性で、出産後の社会復帰の環境も整っています。

第4位　スウェーデン

幸福度スコア　7.344

幸福度ランキング4位はスウェーデンです。スウェーデンでは、子どもが16歳になるまで児童手当と両親手当が支給され、育児休暇は480日間、出産費用は無料、20歳までは医療費も無料、大学までの学費も無料など、国民に平等に受けられる手厚い保障が約束されています。また、スウェーデンでは、仕事よりも家族が優先される文化があり、家族のために仕事を休むことも当たり前の認識です。また、スウェーデンでは基本的に週80時間以上仕事をせず、幸せで健康的な生活を送っています

第5位　イスラエル

幸福度スコア　

幸福度ランキング5位は、イスラエルです。未だハマスとの戦争が続く中、決して生活が豊かとはいえないにも関わらず幸福度が高い理由は、メンタルの強さにあるようです。ユダヤ人は、国を失いバラバラになりながらも、助け合うことで迫害を逃れてきた歴史があります。そうした背景から、生きていく強さやハングリー精神が旺盛で、他国で頑張っているユダヤ人や家族との結束力が強いそうです。このような点から、他の国の人と比べて幸せを感じやすい国民性だといえます。

第54位　日本

幸福度スコア　6.060

日本は、世界幸福度ランキングでは51位です。日本は、他の国に比べてボランティアや慈善活動する人が少なく、そこが寛容さのスコアを下げる要因となっています。また、働き方にも問題があり、自由度を感じにくくなっていることがランキングを下げています。有給休暇取得率は2023年で62.1%と初めて6割を超えましたが、企業規模や業種によって異なります。世界各地域と比較すると、日本の有給取得率はワースト2位という結果でした。

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