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地図はどうやって作られているの?

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国土地理院による製図の方法(前半)

国土地理院で行われている地図の作り方が公開されています。それを参考にしますと、まずは地図を作る上での基準点を決めます。そしてその基準点から測量を行い、その地点や周辺の位置や高さを求めます。次に、その基準点に対空標識を設置し、航空機を使って空から航空写真を撮影します。この時、一つ前に撮った写真と隣同士重なり合うように撮影することが重要なポイントなようです。国土地理院では「くにかぜ」という測量専用の航空機が使用されており、これを利用して通常の撮影や災害時の緊急撮影を行っています。

航空写真が撮影できたら、その写真をもとに地図を描いていきます。ここで描いた地図は「図化素図」と呼ばれ、描くと同時に数値化されています。そして、様々な地図の基礎データとして提供されているのです。

 

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国土地理院による製図の方法(後半)

ここまでは航空機などを使用した大掛かりな部分でしたが、ここからが後半です。図化素図を作成した後は、空中写真では表示できない地名や市区町村などの境界、撮影時に木々や雲で陰になってしまった部分を現地で補足調査します。近年はコンピュータの普及によって製図の方法が変わりつつあるものの、やはりこのようにコンピュータでは対応しきれない部分は人の手によって補われているようですね。

そして、現地調査によって集められたデータをもとに地図を編集し、チェックを通過すれば製版と印刷に入り、そして公開されます。紙の地図は印刷の上お店に並びますが、現在では国土地理院のサイトからも地図を見ることができますよ。

 

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デジタル地図製作の風景

また、近年はインターネットで見られる地図も非常に便利なものとなっています。ウェブで見る地図といえば真っ先にグーグルが思いつく方は多いかと思われますが、日本国内では、国内のデジタル地図業界をリードする「株式会社ゼンリン」の製図の背景が公開されています。そちらを参考に見ていきますと、デジタル地図においてもまずは全国の調査員によって現地調査が行われ、膨大な量のデータを収集してから製図に移ります。ちなみに調査員だけでなく、撮影用の車両も使用して狭い道路などもくまなく調査が行われています。

このようにしてデータが集められ、原稿となる紙地図と照らし合わせて日々地図情報が作成・更新されていくのです。

 

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やっぱり人の手は欠かせない

紙地図とデジタル地図の両方を比べてみると、製作方法は様々ありますが、人の手で情報が集められていることには変わりありません。コンピュータのおかげで作業は効率化されていますが、先ほど見て来たように、地名を調べたり写真ではうまく写せなかった箇所など、コンピュータが行き届かない範囲においては、やはり地道に現地をめぐって調査されているのです。その点を踏まえると、地図って人の暖かみがこもって作られているようにも思いませんか?

 

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まとめ

いかがだったでしょうか。地図は、地道に集めた情報でコンピュータを補いながら、航空写真や過去のデータと照らし合わせて作られています。私たちは日々当たり前のように紙やウェブで地図を見ていますが、そうして地図の助けを借りることができている裏には、製作者の方々の努力があることを心にとどめておきたいですね。

 

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